【オススメ対象者】
1.ライフステージの変化などで転職する予定のある人
2.キャリアップの転職がしたい人
転職活動において、最も緊張する場面が「面接」です。
「何を聞かれるんだろう」「うまく答えられるかな…」と不安を感じる理学療法士の方も多いのではないでしょうか?
私も転職活動時に面接が最も緊張しました。
しかし、面接は”上手く話せる人”が合格する場ではありません。面接官が本当に観ているのは、”適正や技量、価値観や職場との相性、将来性”です。面接の評価ポイントを正しく理解すれば、面接対策はグッと楽になります。
本記事では以下の内容について解説します。
・面接官が観ているポイント
・間違ってはいけない面接時の振る舞い
・面接の質問対策
・究極の面接対策:転職サイト・転職エージェントを活用
「転職を成功させたい」「面接で自身を持って話したい」という方は、ぜひ最後まで読んで下さい!
結論:面接官がみているポイント

面接官が観ているポイントは大きく分けて能力とパーソナリティに分けられます。
面接官としては、その人が内で働くのに「必要な能力を有しているのか」・「人柄や価値観は合うのか」というポイントが気になります。入社してもらっても能力不足で戦力にならなかったり、相性が悪くすぐに辞めてしまっては困るからです。

では能力とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか?
面接官が観ているポイント:能力ー技量
能力面の技量は職務経歴書を読んで確認します。職務経歴書は、勤め先でどのような仕事をしてきたのか、実績や取り組み、持っている資格や自己PR、組織の一員としてどのようなことに取り組んできたのかなどを記入します。
【職務経歴書の記入項目:例】
・勤め先やその規模
・リハビリを担当した患者の領域(脳卒中や運動器・循環器・小児や神経難病など)
・日々の業務内容(リハビリや書類業務・スケジュール調整やマネジメント業務など)
・実績や取り組み(具体的に組織に貢献してきた内容)
・資格(運転免許証・理学療法士・その他の資格:福祉住環境コーディネーターなど)
・PCスキル(ワード・エクセル・パワーポイント・ワードプレスなどのHP作成・統計解析など)
・自己PR(仕事や臨床で意識していることや強みなど)
・組織の一員としてどのような役割をこなしてきたのか
面接官はこういった内容を読んで、転職しても能力は十分なのかといった判断材料にします。この職務経歴書が充実していると、能力のある人だなと判断されます。しかし、職務経歴書はあくまでも過去の実績です。
面接官が観ているポイント:能力ー適正
転職後に能力は足りているのか・能力を十分に発揮してもらえるのかの期待感は適性検査や面接などで判断されます。これは適正と言われる領域です。
【適正:内容】
知能:自頭の良さ
空間視覚化:目に見えないノウハウを見えるかする力
速さ・正確さ:仕事のスピード・正確性
精神運動機能:集中力・感情抑制など
適性検査
適性検査は、採用候補者がその職務や組織文化に適しているのかを、客観的なデータに基づいて判断するためのツールです。面接はどうしても面接官の経験や主観が入ってしまいます。面接だけでなく、候補者の潜在的な能力や人柄を多角的に把握することで、より精度の高い採用活動を実現します。
評価項目は多岐にわたり、基本的な学力や思考力から、ストレス耐性、コミュニケーションスキル、キャリアに対する価値観など多角的な視点で候補者を評価します。
適性検査は「能力検査」と「性格検査」に分けられます。能力検査は、業務を遂行する上で必要となる基礎的な知的能力を測定するものです。性格検査は候補者の人柄や価値観などを評価し、組織へのフィット感や特定の職務への適正を見極めるために行われます。
間違えがちな面接時の振る舞いや言葉遣い
理学療法士は基本的に対人業務です。患者さんやその家族、他のスタッフや外部スタッフなど接する方は非常に多いです。面接では質問の受け答えに注目しがちですが、振る舞いや言葉遣いも観られています。
転職して勤めてもらうことになると、会社の看板を背負って人と関わることになります。患者さんや外部スタッフと関わらせても会社の評判を落とさないかな・トラブルを起こさないかなという側面は必ず観ます。
面接時の振る舞い
ノック:ノックを3回し、「どうぞ」の声で「失礼します」と言って入室します。
ノックの回数を2回にしてしまったり、「どうぞ」の声の前に入室してしまうのが失敗あるあるです。
入室・ドアを閉める:ドアの前で一礼。ドアは音を立てず両手で閉めて、面接官に背中を向け過ぎないように注意します。
ドアを閉める時に完全に背中を向けないように気を付けましょう!
自己紹介:椅子の横で「本日はお時間とっていただきありがとうございます。〇〇〇〇です。よろしくお願いいたします。」と名乗りお辞儀します。
面接のお時間をとって頂いていることの感謝の旨をお伝えしましょう!
着席:「どうぞ」と言われたら「失礼します」と会釈し、浅く座って背筋を伸ばします。鞄は椅子の横または足元に置きましょう。
姿勢:背中を伸ばし、両手は膝の上に軽く置きます。話している時は身振りを多少加えるのはOKです。
意識しておかないと、知らず知らずの内に足を開いていた…ということもあるので要注意です。
話し方:質問に対する答えは結論から話し、その後に理由を述べます。
お礼:面接が終われば座ったまま「本日はお忙しい中、ありがとうございました」とお礼を言いましょう。
立ち上がり・お辞儀:立ち上がり、椅子の横で深く(45度)お辞儀をしてからドアに向かいます。
ドア前で一礼:ドアの前で面接官の方を向き直し、「失礼いたします」と言って再度お辞儀をします。
退室:ドアを開けて退室し、静かに閉めましょう。面接が終わったからといって最後まで気を抜かないようにしましょう!
面接をする時は必ず緊張します。こういった立ち振る舞いが緊張していてもスムーズに行えるように、事前に練習しておきましょう!
言葉遣い
面接時によく間違えがちな言葉遣いをご存じでしょうか?事前に知っておくことで間違えがちな言葉遣いを避けることができます。

間違えやすい言葉遣いとはどのようなものがあるのでしょうか?
一人称「僕・自分」➡「わたし」・「わたくし」
「大丈夫です」➡「問題ありません」
「なるほど」➡「おっしゃるとおりです」「はい、そうですね」
「よろしかったでしょうか?」➡「よろしいでしょうか?」
「参考になります」➡「勉強になります」「大変勉強になりました」
「拝見いたしました」➡「拝見しました」
「了解です」➡「承知しました」
「すみません」➡「申し訳ございません」
面接の質問対策

面接官の質問に対する正解はありません。面接官が観ているポイントや重きをおいてい部分、候補者の人柄・能力によって答え方は変わるからです。万人に当てはまる正解はありませんが、失敗を避けることはできます。失敗してしまう人の多くは準備不足であることが多いです。しっかり質問に対する準備をして備えておきましょう。

当院・当社を志望している理由はなんですか?
➡会社のホームページや給与面・休日日数などの条件・福利厚生などを確認せずに面接に挑む方がいらっしゃいます。sかし、面接官からみるとリサーチ不足は熱意がそこまで無いのかな・志望度は低いのかなと感じてしまいます。しかkし、会社のホームページを確認し、企業理念や実績・強みなどをリサーチし志望しましたと伝えることが大切です。
間違ってもリサーチすればわかることを質問してはいけません…

あなたの長所はなんですか?
長所を聞かれた際は、具体的な内容を述べ、その根拠やエピソードを伝えるようにしましょう。
私の長所は「組織全体のバランスをみて足りない部分を補おうとする視野の広さ」です。私の勤めていた病棟では脳卒中の分野に非常に強く、勉強会を高頻度で行っている療法士が揃っていました。しかし、その反面運動器に非常に詳しい療法士や勉強会を行っている療法士はいませんでした。そのため、私は組織の一員として貢献出来るように運動器について勉強し、勉強会を日々行ってきました。etc
私の長所は「継続して努力することが出来るところ」です。組織の一員として貢献するために足りない能力を身に付けるために継続して努力してきました。具体的には、物事を客観的に判断できるようになるために統計の知識・スキルを身に付けたりすることです。統計学を身に付けたことで、データを客観的にみることができ、組織がよりよくなるように改善案を出したりすることが出来るようになりました。
【長所として述べない方がよいこと】
1.コミュニケーション能力があります。
➡コミュニケーション能力というものは抽象的なものであり、なかなか評価が難しいものです。また、コミュニケーション能力が高いと自負している人の中には、自分が喋るばっかりでコミュニケーションが得意と言っているだけの人もいるため警戒されてしまう可能性があります。
また、コミュニケーション能力は面接を通して評価しますので長所として述べるべきではありません。傾聴力も同様です。
2.ホウレンソウが出来ることです。
ホウ・レン・ソウが出来るということは社会人として当たり前。社会に出ていれば当たり前としてできなければいけないことを長所として述べることは止めておきましょう。
3.責任感があるところです。
責任感があるということは、1人で抱え込んでしまうリスクがあると思われてしまいます。

あなたの短所はなんですか?
短所をきかれた際は、短所を述べた後に、改善するためにどういった行動・対策をしているのかを伝えるようにしましょう。
私の短所は「自己主張が弱いところ」です。周囲の意見を尊重し過ぎてしまい、自分の意見に蓋をしてしまうことがあります。短所を克服するために会議の際は、まとめの言葉でも良いので必ず発言するように心がけています。
私の短所は「緊張しいなところ」です。私は緊張しやすい性格であり、できるだけ緊張しないように何事にも念入りに準備してから行動します。学会発表といった人前で話す機会がある時は、自信が持てるようになるまで修正したり、アドバイスを貰ったり、納得いくまで練習したりします。
【短所として述べない方がよいこと】
1.時間にルーズなところです。
➡あまり短所として言う方は少ないかもしれませんが、時間にルーズなのは社会人として致命的です。遅刻が多いとその都度スケジュール調整が必要になったり、リハビリ時間が守れないとクレームに繋がります。社会人・組織の一員として致命的なので必ず短所としては挙げないようにしましょう。
2.飽きっぽいところです。
➡飽きっぽい性格だと長く勤めてもらえるのか心配になります。採用してもすぐに辞められてしまうと面接官は困るため、飽きっぽいという短所は面接官が警戒してしまいます。
3.人にやさしすぎるところです。
➡仕事に関係のない短所は述べられても困ります。面接官が質問している意図を理解し、業務に関係のある短所を述べ、どのような対策・心がけをしているのかを述べましょう!

希望の年収はいくらですか?
転職の面接では希望年収を聞いてきます。希望年収を一方的に言うのではなく、その根拠を必ず述べるようにしましょう。組織の一員として、リハビリは△△単位をこなしますので、その組織の収入から、この金額を希望します。など
究極の面接対策:転職サイト・転職エージェントを活用
面接対策は、やはりその道のプロ相手に練習するのが一番です。転職サイトに登録すると、多くの場合転職アドバイザーが付きます。転職エージェントに登録すると担当エージェントがつきます。
こういった転職のプロはキャリア理論を習得されていますので、面接時のあなた自身のアピールポイントや弱みなどのアドバイスがもらえるでしょう。熱心な転職アドバイザー・エージェントに当たればラッキーです。どんどんアドバイスをもらいましょう。
しかし、転職アドバイザー・エージェントの中にはインセンティブを貰うために条件が下がる会社でも転職を勧めてくる人もいます。「将来性があります」「〇〇〇〇さんにマッチした病院です」などの言葉で巧みに転職を促してきます。
そんなアドバイザーやエージェントに当たってしまった時に、複数の転職サイト・エージェントに登録しておくことがオススメです。複数のアドバイザーやエージェントと関わることで、その人がどれだけ熱意を持ってサポートしてくれているのかが分かります。加えて、複数の人からアドバイスをもらうことでより多角的に自分の強み・弱みを客観視することが出来るようになります。

